当院で行っている検査
胸部レントゲン撮影
当院では咳で受診された患者様に対して原則として(妊娠中の方や最近他院でレントゲン撮影をすでに行っている方を除き)胸部のレントゲンを撮影を行わせて頂いております。
胸部レントゲンはおもに以下のような病気を見つけるために撮影します。
- 肺がん
- 肺結核
- 肺炎、気管支炎
- 間質性肺炎
- COPD
- 気胸
- 胸水
- 胸膜炎
- 気道異物
…など
呼気NO検査
気道にアレルギーの炎症があると一酸化窒素(NO)が作られ、吐いた息(呼気)へ排出されます。そこで「呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)測定」を行い、その炎症の程度を図ります。
やり方は、息をいっぱいに吐いた後、マウスピースをくわえ、次にできるだけたくさんの息を吸い込みます。その後、モニターを見ながら、一定の速度で息を吐き出します。
特にアトピー型のぜんそくは、アレルギーの炎症において主な役割を果たす好酸球が主体の気道の慢性炎症です。好酸球とは白血球の一種で、アレルギー反応、ぜんそくなどに対する体の応答で重要な役割を果たしています。
好酸球による炎症があると、NOが体内で多く作られるため、NO濃度が高いほど、気道に好酸球性の炎症が生じていることを示します。
一方でぜんそく治療の主役である吸入ステロイドの主な役割は好酸球の炎症をおさえることです。そのため治療開始後のNO測定は、薬の効果などを客観的に知る数値にもなります。現在、呼気NO検査ができる医療施設が少しずつ増えてきています。
できればで「呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)検査」ができる医療機関をおすすめします。私のクリニックにもNO測定機器がありますが、治療を進めながら呼気中の一酸化窒素の濃度を測定し、診断を行うだけでなくぜんそく治療の効果を判定しながら診療を行っています。
肺機能検査
ぜんそくの患者さんの気道は、健康な人よりも狭くなって、空気が通りにくい状態になっています。
そのため、呼吸機能を検査する「スパイロメータ」という機器を使って、肺に出入りする空気の量を測定し気道がどのくらい狭くなっているのかを数値やグラフで表します。呼吸機能を調べるぜんそくの基本的な検査です。
呼吸器としての肺の機能の状態を知ることができます。
やり方は、マウスピースを口にくわえ、息を思いきり吸い込み、次に力いっぱい吐きます。このとき、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐きはじめてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを、機械が測定します。
最初の1秒間で吐き出した空気の量を1秒量(FEV1)といい、この値がぜんそくの重症度の基準となる重要な空士です。ぜんそくの方の場合、症状がある時は、気道がせまくなり、さらに軌道の中に痰がからんで、空気が出ていくのを邪魔します。そのため息を吐くスピードが遅くなり、1秒量が小さくなります。
アレルギー検査
ここで言うアレルギー検査とは、通常はさまざまなアレルギー物質に対するIIgE抗体が血液中にあるか調べる血液検査のことを意味します。まず非特異的IgE値というものを調べますが、これは血液中のトータルのIgEの量を示すもので、全体的なアレルギーのりやすさを示します。
そのうえで、個別のアレルゲンに対応する特異的IgEを調べますが、現在測定可能なアレルゲンは200種類以上あります。アレルゲンは1種類ずつ測定できますが、1回に決められたアレルゲンを複数個測定できる試薬もあります。
測定すると、それぞれのアレルゲンに対するIgE抗体の測定値とクラスという分類で結果が出ます。クラスは0~6の7段階で表記されており、クラス0が陰性、クラス1が偽陽性、クラス2~6が陽性と判断されます。
ただしここで注意が必要なのは、この検査は血液検査だけで調べることができるため簡便ですが、IgE抗体は症状がなくても検出されることがあります。症状がない場合は、アレルギーがあるとは必ずしもいえませんので検査結果の解釈については、主治医の説明にしっかり耳を傾けていただく必要があります。
胸部CT検査
胸部CT検査はX線を利用し身体の内部を多角的に撮影します。胸部レントゲン検査では本来立体である人体の画像がどうしても平面として提示されるため、ある程度の情報が失われてしまいますが、CTでは立体のまま正確に人体の内部を把握することができます。もちろんX線による被ばくの問題やCT機器へのアクセスの問題からすべての方にお勧めるものではありませんが、レントゲン検査である程度大きな異常が疑われた場合には、胸部CT検査をお勧めします。
*当院では徒歩5分のところにある品川区医師会に依頼しCT撮影を行っています。
睡眠検査
クリニック概要
- クリニック名
- 医療法人社団M-FOREST みやざきRCクリニック
- 診療科目
-
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科
- 睡眠時無呼吸症候群
※当院では小学生以上の診察とさせていただいております。
- 住所
- 東京都品川区北品川2-23-2 レジデンス品川3F
- アクセス方法
- 京急本線 新馬場駅北口より徒歩2分
TV TOKYO天王洲スタジオより徒歩5分 - 電話
- 03-5460-1159
- ACCESSMAP
- 診療時間
-
月 火 水 木 金 土 日祝 午前 高岡 小山 宮崎 宮崎 桑野 ①白畑
②交代制- 午後 宮崎 宮崎 飯塚 濱邊 宮崎 - - 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日の時間:
受付時間:午前9:00から12:45、午後14:15から18:00
診療時間:午前9:15から12:45、午後14:30から18:00
土曜日の時間:
受付時間:午前9:00から12:45
診療時間:午前9:15から12:45
2025年4月より一部医師の変更がございます。
※土曜日の交代制の医師について、第4週以外は呼吸器内科の滝澤医師、第4週は呼吸器内科の笹田医師になります。